長尺ワーク全長検査ソリューション

一般的に、長尺の素材製品は高速で生産されるため、製造工程でリアルタイムに全長検査し、異常の検出を行うことは困難でした。そのため、生産されるワークの部分的検査により、ワーク全長の品質管理を行っていましたが、高速ビジョン/高速画像処理ソリューションの応用により全長検査が可能になりました。
製造工程を常時監視し、異常をリアルタイムに検出することで、製造上の損失を最小限に抑え、同時に製品の品質を高めることが可能となります。

  • *本ウェブページに掲載のソリューションは、ニコングループの株式会社エクスビジョンが開発・提供するものです。

長尺ワーク全長検査ソリューションの特長

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紐状長尺ワークの高速全長検査

  • 高速全長検査:従来の部分検査に比べ、全長にわたる高速検査を可能にし、品質不良のリスクを大幅に削減します。
  • 異常の早期検知:ワーク全周をリアルタイムで監視することで、製造中の異常を早期に検出し、迅速に対応します。
  • 損失の最小化:異常発生を即座に発見し、必要最小限の対策で対応することで、製品ロスやコスト増加を防ぎます。
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シート状長尺ワークの高速欠陥検出システム

  • 高速・高精度欠陥検出:高速アルゴリズムを駆使し、150m/分という高速で移動する500mm幅のシート状ワーク(透明・非透明)をリアルタイムで監視。わずか0.1㎜以下の微細な欠陥も見逃しません。
  • 多様な欠陥に対応:表面に発生する汚れ、キズ、シワ、ピンホールなどの欠陥に加え、内部に潜む異物や気泡なども検出可能。製品の内外を包括的に検査し、あらゆる問題を迅速に発見します。
  • リアルタイム監視:生産ラインを止めることなく、欠陥を瞬時に検知。即座に対応することで、製品の無駄を最小限に抑え、スループットを最大化します。

主な用途

長尺ワーク全長検査ソリューションは、以下のような分野での活用が想定されます。
これらの用途は、特に電力・通信業界、建設・土木、製造業、医療機器製造、さらには包装材やラベルなどの製造が求められる食品・医療分野など、幅広い分野で必要とされています。

  • 品質管理:細かな欠陥(摩耗、ほつれ、結び目、断線、表面の傷や汚れなど)を自動検出し、製品の品質を保つために使用されます。特に、安全性が重要な業界では欠陥検出が重要です。
  • 寸法・形状の検査:ロープやケーブルの径、太さ、表面形状などの寸法が基準に沿っているか、またシート状ワークの幅や長さが規格に適合しているかを高速で確認するために使用されます。
  • 耐久性検査:機械的強度や耐摩耗性を確保するために、傷や変形などがないかをチェックし、品質保証を行う工程で使用されます。
  • マーキング・印字の確認:ケーブルの長さや指定位置にマーキングや印字を行う場合、その位置や印字内容の検査に役立つほか、シート状ワークの印字位置や内容確認にも対応可能です。製品のトレーサビリティや管理が求められる分野で活用されます。

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(株式会社エクスビジョンウェブサイト)